2024/01/27  

かにみそまん【かにみそまん】

 

かにみそまん
かにみそまん
●カニの香りが湯気立つ名物中華まん
関西では香美町の香住漁港でだけで水揚げされるベニズワイガニは「香住ガニ」と呼ばれてブランド化されています。香住ガニは、身が詰まり、甘味が強く、みずみずしいのが特徴。香美町香住で愛される創業42年の中華料理店「白龍」では、そんな香住ガニを贅沢に使った『かにみそまん』が人気です。ずっしり大きなかにみそまんが香住ガニの甲羅の中にドンっと鎮座しており、見た目のインパクトは十分。ほんのり甘いフワフワの生地はもっちり口溶けがよく、生地を割ると、ふわっと上がる湯気とともにカニの香りが食欲を刺激します。中には香住ガニの身がぎっしり詰まっていて、カニみその風味が口いっぱいに広がります。
香住ガニそのものが美味しいので素材の味を活かし、手作りにこだわった香住オリジナルの商品は、8時間もの時間をかけて作るこだわりの逸品です。カニを湯がいて身を取り出して餡を作り、42年の歴史が誇る秘伝の中華スープとカニみそを合わせます。あったかい湯気と幸福感に包まれるかにみそまんは、食べる人が笑顔になる新しい香住の名物料理です。

・中華料理 白龍 0796-36-2967(提供期間:香住ガニのシーズン中)
https://r.goope.jp/kanimisoman/

2024/01/27  

ほたるいか糀漬【ほたるいかこうじづけ】

 

ほたるいか糀漬
【ほたるいかこうじづけ】
ほたるいか糀漬
●山陰に古くから伝わる伝統食
昔から秋から初冬に冬の保存食として作られたきたいか糀漬。江戸時代から「かうぢや(糀屋)」の屋号で糀の製造を行ってきた醤油屋「しょうゆの花房」では、ほたるいかを使用した糀漬を製造しています。作り方はシンプルで、糀、醤油、お酒に素材を漬け込んで作ります。原料を国産・地元産にこだわり、メインのほたるいかは但馬沖でとれたものを使用。素干ししたほたるいかをまるごと漬け込むという贅沢な一品です。
よくある糀漬のようにドロっとしておらず、食べると糀と磯の香りに加えて、濃厚な旨味が広がり、クイッと一杯お酒が欲しくなります。内臓ごと漬けているので、独特の深い味わいが生まれ、食べた時に口に残る硬い目玉も糀の酵素のおかげで柔らかくなり、全く気にはなりません。
糀の出来具合がその味に表れるといい、蒸した米に種糀と呼ばれる菌をつけ、38〜40度の温度を保ちながら2日間かけて発酵させます。機械化されているとはいえ放置することはできず、外気の変化を見ながら湿度と温度を調整します。長年培った感覚と技で、米糀を育て上げます。ここからできあがった糀に醤油と酒を混ぜ、床を作ります。その際に活躍するのが糀を使って仕込む甘酒作りの技術。仕込む温度が高すぎると甘くならず、低すぎると酸味が増すので、常に温度管理を大切にしているそうです。山陰に古くから伝わる伝統食、糀漬は地酒とよく合います。

・しょうゆの花房 0796-47-0003
https://syouyuhanafusa.co.jp/

2023/01/16  

焼りんご【やきりんご】

 

焼りんご
【やきりんご】
焼りんご

焼りんご

●愛され続けるロングセラー
パッケージを見ると「わぁ懐かしい!」と思わず声が出る方も多いのではないでしょうか。南但(朝来市・養父市)の人なら一度は食べたことがある懐かしの味「焼りんご」は1972年創業の隆盛堂で作り続けられている銘菓です。

りんごは焼くと皮が小麦色になることから、その色にそっくりだったので「焼りんご」の名がつきました。

ふんわり丸い可愛らしいフォルム。実際りんごは入ってませんが、フワフワの生地の中には、まろやかなバタークリームがサンドされており、食べるとほっこり優しい気持ちになります。夏は冷凍して食べる人もいるとか。

すべて手作業で作られている焼りんご。昔は明延鉱山の売店などでも販売しており、当時では珍しい個包装だったため、衛生面でも安心感があり、お土産にも重宝されたそうです。
美味しさの秘密は、昔のまま味を変えないのではなく、繊細なマイナーチェンジの積み重ねによってお馴染みの味が守られています。

・隆盛堂製菓株式会社 079-673-2360
https://ryuseido-seika.jp/

2023/01/12  

浜坂地えび【はまさかぢえび】

 

浜坂地えび
【はまさかぢえび】
浜坂地えび

浜坂地えび

●地元でも希少な幻の逸品
松葉ガニやホタルイカの水揚げで有名な新温泉町の浜坂漁港。閑散期となる春と秋の新たなご当地グルメイベントとして、町内の宿泊施設や飲食店では「浜坂地えび」を使った食べくらべメニューを提供しています。

地えび漁が本格化するのはカニ漁がない4〜10月ですが、底引き網漁は6〜8月が休漁となるため、実質1年の内わずか4ヶ月しかありません。水揚げ量が少ないことや鮮度劣化が早いため、但馬外へ出回らず地元でも希少とされる“幻”のえびも味わうことができます。

食べくらべができる地えびは5種類。上質な深い甘みとコクがある『甘えび』、頭に濃厚な味噌がありねっとりした甘みが特徴の『モサえび』、全身トゲトゲで鬼のような姿で濃厚な甘みと旨みをもつ『鬼えび』、弾力性がある身で食感が楽しい『ガラえび』、甘味がありぷりぷりとした食感の『スジえび』と個性豊かなえびが揃っています。

ルールは、浜坂地えびを2種類以上使用すること・3種類以上の調理法で食べくらべができること・そしてお店が自慢できるこだわりポイントを3ついれること。これらに基づいたメニューが各店舗ごと期間限定で味わえます。
ほとんど地元でしか味わうことのできない浜坂の贅沢な逸品。見た目も味も個性豊かな地えびを食べくらべて、自分の推しえびを見つけてみましょう。

2022/01/15  

なしおとめ【なしおとめ】

 

なしおとめ
【なしおとめ】
なしおとめ

なしおとめ

●県内初のオリジナル品種梨
兵庫県初となる梨のオリジナル品種「但馬1号・なしおとめ」。香美町、新温泉町、豊岡市の農家で栽培され、8月中旬から食べ頃を迎えます。

元々、但馬地域で栽培されている梨は9月頃に収穫される「二十世紀」系が8割を占めており、品種のバリエーションが少ないという課題がありました。そこで県立農林水産技術総合センター北部農業技術センターでは、夏の観光客需要への対応や収穫時期を分散して経営の安定化を図るために、平成7年より新しい早生品種の開発を進めてきました。

まずは青梨品種「吉香」に赤梨品種「幸水」を交配して、78個体の実生を得て選抜をスタート。そこから約6年後にできた大量の果実を職員が自ら食べて、堅さ・甘さ・風味・みずみずしさに加えて、収穫期や病気に強いかなど様々な条件に合った1個体を選定していきました。平成25年には一般消費者への試食アンケートを実施し、販売化を希望する声が多くありました。平成29年4月に品種登録が完了し、ようやくオリジナルの梨が誕生した品種です。

糖度は12度以上でみずみずしくてさっぱりとした甘味が特徴で、重さ約400gもある大きな果実は高級感があります。他の品種に比べて種の周囲の果芯部が小さく、食べられる部分が多いため食べ応えは十分です。

2022/01/15  

美方ルビー大納言小豆【みかたるびーだいなごんあずき】

 

美方ルビー大納言小豆
【みかたるびーだいなごんあずき】
美方ルビー大納言小豆

美方ルビー大納言小豆

●旨みと栄養を持ちあわせた畑のルビー
大きな粒で鮮やかな色合いがきれいな『美方大納言小豆』。「手まき・手摘み・手より」の手作業で、一粒一粒丁寧に作っている美方大納言小豆は、ルビー色の見た目から「畑の宝石」と言われています。兵庫県北部に位置する美方郡は、高原や棚田など自然豊かで変化に富んだ地形に恵まれており、古くから良質な小豆が栽培されてきました。アミノ酸や甘み成分のほか、老化防止にもよいとされるポリフェノールが多く含まれており、その味わいは“旨み世界一”との声もあります。また、粒が大きく煮崩れしにくいので、和菓子などに適しているのも特長といえます。

現在、但馬内の業者が美方大納言小豆を使った商品を製造しており、たい焼きやロールケーキ、さらにはミルクと小豆を合わせたジャムなど、多岐に渡った商品が生まれています。生産者を中心とした「美方大納言小豆ブランド推進協議会」では、生産拡大とブランド化を目指して、平成25年11月に「チーム美方ルビー」を発足して、年2回の商品審査会を設け、品質の安定とPR活動に取り組んでいます。

*美方ルビー認定商品は、道の駅村岡ファームガーデン(香美町)、ゆむら屋 おばぁかふぇ(新温泉町)などで購入することができます。

2021/01/24  

矢田川みそ【やだがわみそ】

 

矢田川みそ
【やだがわみそ】
矢田川みそ

矢田川みそ
矢田川みそ

矢田川みそ
麹の仕込み

●地元素材を使った特産の復活!味を受け継ぐ古き良き手作りみそ
日々の食卓に欠かせないみそ。香美町村岡区にある道の駅「あゆの里矢田川」で特産品として愛されていた『矢田川みそ』が、地域の声援に応え復活しました。矢田川みその材料は米麹、県内産大豆、塩のみ。兵庫県が定めた安心・安全の証である「ひょうご推奨ブランド」にも選ばれています。お米の美味しさを競う「全国食味コンクール」で連続受賞を果たした村岡産コシヒカリを発酵させた米麹の旨味による、優しい甘さとまろやかな味わいが特徴です。

帰省土産に選ばれるなど県内外から愛されていましたが、手作りのため製造者などの高齢化により一度は製造を中止。しかし、長年この味に親しんでいた人々からの復活を望む声は尽きませんでした。そこで立ち上がったのが同道の駅を運営する住民グループ「大平会」。先代製造者の指導のもと復活第1弾を完成させました。同じ材料・製法で作られた新矢田川みそは、「変わらない味だ」と愛好者たちからも満足の声があがっています。

冬に仕込み、1年熟成させてから売りに出される矢田川みそ。味の決め手となる麹の仕込みは、以前と同じように女性を中心とした地元メンバーで行われています。細腕に体重をかけ、丁寧に押し混ぜながら均一に発酵した米麹を作ります。先代製造者からも「麹菌が十分混ざっており良い仕上がり」と高評価。人とともに受け継がれていく矢田川みそは、日々に寄り添う村岡の味です。

・道の駅あゆの里矢田川 0796-95-1369

2021/01/24  

生野紅茶【いくのこうちゃ】

 

生野紅茶
【いくのこうちゃ】
生野紅茶
生野紅茶

生野紅茶
茶畑

生野紅茶
加工の様子

●栽培から加工、販売まで生野の茶畑から生まれる但馬の和紅茶
日本有数の鉱山町、朝来市生野町。昔から各家庭で日本茶の栽培が盛んで、“銀山茶”として多くの町民に飲まれていました。現在、その茶葉を利用して『生野紅茶』が作られています。

そもそも日本茶と紅茶は製造過程の違いだけで茶葉は同じ。茶葉を完全発酵したものが紅茶です。まず初めに、機械で摘んだ茶葉に風を当ててしおらせます。次に、揉み込み作業を行った後、33〜35度に温めて発酵。そして、茶葉の汁気を取り除くため、さらに乾燥させます。最後に、混ざっている茎と葉を分け、カットして完成。

そうしてできた生野紅茶は、渋みが少なくてすっきりとした味わいが特徴です。透明度が高くて濁りにくく、アイスティーにもよく合います。

2020/01/31  

香美町ダブルブランド鍋【かみちょうだぶるぶらんどなべ】

 

香美町ダブルブランド鍋
【かみちょうだぶるぶらんどなべ】
但馬牛×松葉ガニ
但馬牛×松葉ガニ

但馬牛×但馬牛
但馬牛×但馬牛

すっぽん×チョウザメ
すっぽん×チョウザメ

●1度に2つの味が楽しめるW・ダブル鍋
香美町は松阪牛・神戸ビーフなどの素牛として知られる「但馬牛」の原産地であり、さらに日本海の味覚「松葉ガニ」や「香住ガニ」、チョウザメやすっぽんの養殖でも有名で、美味しいものがいっぱい!!これらの香美町が誇るプレミアム食材を1度に2つ味わってもらおうと、「ダブル鍋」が考案されました。
半分に仕切られた鍋を使い、一方では「但馬牛のすき焼き」、もう一方では「カニすき」といった具合に、贅沢な鍋を味わうことができます。その他にも、「但馬牛すき焼き」×「但馬牛しゃぶ」、「すっぽん鍋」×「チョウザメしゃぶ」など、香美町内の各宿や食事処で、趣向を凝らしたダブル鍋を提供しています。

・香美町役場 神戸営業所 078-599-5179

2015/01/31  

竹野おしあげ料理【たけのおしあげりょうり】

 

竹野おしあげ料理【たけのおしあげりょうり】
竹野おしあげ料理

竹野おしあげ料理
竹野おしあげ料理

●北前船の村が生んだ郷土料理
江戸時代末期、竹野は北前船を中心とした回船業の村として栄えました。「おしあげ料理」とは、秋に航海を終えて無事に船が帰ってきた時に出していた郷土料理のことです。「おしあげ」という言葉は、船を浜に「押し上げ」、漁の無事と漁師の労をねぎらい、「仕上げ」の料理を振る舞っていたことに由来します。
船員の無事を祈っていた女房たちの喜びと、海の神様への感謝の気持ちが生んだ「めでたい料理」が、竹野のまちおこしとしてよみがえりました。
春と秋の期間のみ、竹野の旅館、民宿などを中心として、地元産のお魚を地元調味料で味わう「竹野おしあげ料理」を各施設ごとに趣向を凝らして提供しています。特に春、秋はマダイ、アジ、メバル、ヒラメ、イカ、アワビなどのお魚が旬を迎えます。

提供施設(平成26年12月現在)
※おしあげ料理は要予約となります。
※各施設によりメニューが変わります。
*旅 館
・奥城崎シーサイドホテル 0796-47-0666
・福田屋 0796-47-0360
・ふるばやし 0796-47-0026
・サイド城崎たけの館 0796-47-0011
*民 宿
・亀正 0796-47-0214
・日の出荘 0796-47-0217
・伊藤四郎ェ門 0796-47-0451
・岡本屋 0796-47-0301
・はやとり 0796-47-1711
*飲食店
・おっとっと 0796-47-0877
・おようじ茶屋(御用地館内) 0796-47-1555

※詳細はたけの観光協会へ 0796-47-1080