2011/11/22  

栃もち【とちもち】

 

栃もち【とちもち】

栃もち
●手間ひまかけて作られる素朴な味
栃の実は、古来より万病の薬に使われ、不老長寿の木の実とも言われています。この 栃を使った栃もちは、独特なほろ苦さと香りが魅力です。但馬では特に豊岡市竹野町、日高町・新温泉町の名産品となっています。
9月中旬頃、山に入ると栃の実が落ちています。それを拾い、持ち帰りよく乾燥させて保管します。栃もちを作るには10日も前から準備しなければいけません。皮をむき、川水につけたものをさらに木灰のこねたものの中に3日ほどねかせておきます。きれいに洗った栃の実をモチ米と一緒に蒸して餅にします。最近は木灰が入手しにくいので、栃のアクを抜くのに苦労するそうです。
正月や節句、祭りなど、かつて家庭で餅をつく時には必ずといってよいくらい栃もちをついていました。戦前や不作の時にはごはん代わりに栃もちをついて食べたといいます。
一度食べたら忘れることのできない風味豊かな栃もち。作るのに手間はかかりますが、今後もその素朴な味わいは継承されていくでしょう。

・たけの観光協会 0796-47-1080

・神鍋観光協会 0796-45-0800
・湯村温泉観光協会 0796-92-2000

2011/11/22  

バラジャム【ばらじゃむ】

 

バラジャム【ばらじゃむ】

バラジャム
●関連情報
但東シルクロード観光協会

●良質の花びらで作られた手作りの味
豊岡市但東町内で咲いたバラの花びらを使い、バラジャムを作っているグループがあります。但東シルクロード観光協会が母体となり、毎年手作りしているバラジャムは、各地で人気を集めています。

自然豊かな但馬の里、但東特有の気候・風土で丹精こめて栽培されたバラ。すべての花びらがジャムに使えるわけではありません。良質の花びらだけを厳選して作られた「バラジャム」は、他に類を見ない手のこんだ商品で、町の名産品となっています。色はレッド、ピンク、イエローの3色あります。毎年6月頃から生産に入り、なかには遠く関東からも注文が来るそうです。
バラジャムは、パンにのせて食べるだけでなく、たくさんの楽しみ方があります。アイスクリーム、ヨーグルト、ケーキなどに添えると立派なデザートが完成。また、紅茶に入れると花びらが広がっていき、見た目も香りも楽しめます。最近では冷酒に入れる人もいるようです。女性の人気が圧倒的に高く、優雅な雰囲気が味わえるというのがその理由。
但東シルクロード協会では期間限定で八重桜の花びらを使った桜ジャムも作っています。こちらもバラジャムと合わせて、母の日のプレゼントやギフトなどで人気を集めています。丁寧に一つ一つ手作業で作られ、見た目にも美しいフラワージャムは豊岡市但東町が全国に誇る特産品です。

・但東シルクロード観光協会 0796-54-0500

2011/11/22  

岩津ねぎ【いわつねぎ】

 

岩津ねぎ【いわつねぎ】

岩津ねぎ

●関連情報
朝来市役所

●甘みと独特の風味!日本三大ねぎのひとつ
岩津ねぎは、生野銀山の役人が京都からネギの種子を持ち帰り、生野銀山の冬の生鮮野菜として栽培を始めたといわれています。現在では、博多の「万能ねぎ」、群馬の「下仁田ねぎ」と並ぶ日本三大ねぎの一つとして、全国にその名を知られています。
関東の根深ねぎ(白ねぎ)と関西の葉ねぎ(青ねぎ)とのちょうど中間種で、青葉の部分から白根まで全て余すところなく食べられるのが特長です。
朝来市では約140戸の農家が15haの作付け面積で栽培しています。減農薬栽培をきっかけに平成14 年度には「ひょうご安心ブランド」の認定、平成15年度にはJAたじま特別栽培農産物「コウノトリの贈り物」の認定を受けるなど、近年も熱心に栽培が行われています。また朝来町では堆肥処理施設を整備する一方、岩津ねぎの商標を取得することでブランドの保全にもつとめています。
朝来市内で生産された岩津ねぎは、県内および大阪市場を中心に、一般向け、また高級贈答用として出荷されます。市内の直売所では新鮮な岩津ねぎが販売されています。

掘り上げて時間がたつほど、辛みが増すという岩津ねぎは、調理人の工夫一つで料理のバリエーションはどこまでも広がります。そんな中でも岩津ねぎは焼いて食べるのが一番だと言われています。
焼いたアツアツの岩津ねぎは、かみしめると、やや厚めの肉層から甘味と独特の風味がこぼれだし、口いっぱいに広がります。また、冬季野菜ということで、鍋物にも最適のねぎです。食べると体が暖まるので、地元でも冬場になくてはならない野菜です。
岩津沿道の直売所、市内の道の駅、都市地域の主だったスーパー、ショッピングセンター、百貨店でも販売しています。

2011/11/22  

地酒【じざけ】

 

地酒【じざけ】



●但馬のうまい水が酒をつくる
但馬各地にうまい酒あり。きゅ~と一杯、甘露の雫を楽しむ。日本酒ひとつとっても、精米歩合が50%以下、蔵元自信作の日本酒市場を彩る大吟醸酒、アルコール分20度前後と高く濃厚な原酒、フレッシュな風味が特徴の生酒のほか普通酒をはじめ、純米酒・本醸造酒・吟醸酒・山廃など、製造方法や原材料の違いによって多くの種類があります。
但馬の地酒の歴史も古く、約300年前から創業という老舗が多くあり、但馬ならではの風土と人情が醸し出すうまい酒をつくり続けています。近年では、地元の特産品を活かしたワインや発泡酒もつくられています。銘柄からもその地酒に込められた味わい深さを感じとることができます。
また、但馬杜氏は日本各地でも活躍し、長年の知識と経験、熟練の技が高く評価されています。

●豊岡市
・翔鸛/但馬酒造 0796-22-3248
・城崎地ビール/グビガブ 0796-32-4545
・雪之梅/友田酒造 0796-42-1020

・楽々鶴/出石酒造 0796-52-2222
・そば粉入り発泡酒・出石浪漫/城山ガーデン 0796-52-7530

●香美町
・香住鶴/香住鶴 0796-36-0029
・梨花一輪(梨ワイン)/トキワ 0796-36-0127

●新温泉町(旧浜坂町)
・風鶴/吉村酒造 0796-83-3110

●養父市
・夫婦杉/八鹿酒造 079-662-2032

・仙櫻/山陽盃酒造 0790-62-1010
・関のみやび/銀海酒造 079-667-2403

●朝来市
・坑内熟成酒・岳/シルバー生野 079-679-2010

・但馬/此の友酒造 079-676-3035
・竹泉/田治米合名 079-676-2033

2011/11/22  

ネクタリン【ねくたりん】

 

ネクタリン【ねくたりん】

ネクタリン
●桃の一種の新しいフルーツ
ネクタリンは養父市の特産品。桃とスモモを掛け合わせた果物で、表面に桃特有の産毛がなく、つるんとしています。ジューシーで爽やかな甘みが人気。4月頃にピンクのかわいい花が満開となり、実は6月中旬から夏が旬。
国道9号線の養父市はさまじ峠から、但馬楽座へ向かう中ほどにある「フルーツの里やぶ」では、季節によって甘い香りをいっぱいに漂わせフル-ツが、農家から持ち込まれ集出荷、直接販売も行っています。もちろんネクタリンも店頭に並びます。また、加工品や果物に限らず四季折々の商品も販売しています。

・フルーツの里やぶ 079-664-2241

2011/11/22  

二十世紀梨【にじゅうせいきなし】

 

二十世紀梨【にじゅうせいきなし】

二十世紀梨

●甘みが強くジューシーな梨
二十世紀梨は、水気をたっぷり含んだ但馬を代表する真夏の果実。香美町香住区・新温泉町など各地で産地ブランド化をはかりながら、但馬各地でひろく栽培されています。シンプルに冷やして食べるには、冷蔵庫の野菜室で約5度程度にするとおいしく食べることができます。冷やしすぎると甘味を感じなくなるので要注意。その他に、ジューサーにかけて果汁の部分をジュースにしたり、残りの実の部分を煮詰めて梨ジャムにしたり、いろいろな楽しみ方ができます。
また、梨には解熱作用があるといわれ、風邪の予防や緩和、消化酵素も含んでいるので肉類のたんぱく質の分解と高血圧に、アスパラギン酸も含まれているので疲労回復にも良いとされています。

・香住観光協会 0796-36-1234
・湯村温泉観光協会 0796-92-2000

2011/11/22  

郷土料理【きょうどりょうり】

 

郷土料理【きょうどりょうり】

麦めしとろろ
青大豆どうふ料理


鉢伏鍋


田舎料理

●地元の食材を使ったふるさとの味
麦めしとろろ【豊岡市日高町】
神鍋高原の素朴なふるさとの味。開店以来の名物メニューは、麦めしとろろと季節の野菜料理。丹念にすったとろろは粘りがよく、香ばしい麦ごはんとの相性は抜群。口の中にまったり感とご飯の甘みが広がります。その上に、旬の山菜や地物野菜の皿が並び、季節を感じさせてくれます。5月~11月の期間限定営業
・風穴庵 0796-45-0551

ハス料理【豊岡市竹野町】
豊岡市竹野町三原でハスを自家栽培。7月からお盆の頃にかけて500本の花が見事に咲きそろいます。豆腐、団子、お茶、茶わん蒸し、茎ご飯など、ハスを余すことなく使った料理が味わえます。ハスはダイエットや肌荒れ、便秘、肝臓病にも効く、医薬的効果を持っているとか。他にも、但馬牛の焼き肉や三原そば、山菜、栃餅ぜんざいなどもあります。
・北野屋 0796-48-0714

青大豆どうふ料理【豊岡市竹野町】
地元でとれた青大豆と、天然のニガリだけを使い、地元有志のご婦人たちが昔ながらの製法でつくった風味豊かな豆腐料理。湯豆腐、豆乳入り茶わん蒸し、マスの南蛮漬け、手打ちそば、自家製コンニャク、山菜などの料理がずらりと並びます。
・すのたにや 0796-48-0719

鉢伏鍋【養父市関宮】
鉢伏の民宿オリジナル・冬の名物鍋。しょう油味のダシに、カモ肉と、カモとキジの合わせミンチをスプーンですくって肉団子にして鍋に入れます。地元の野菜もたっぷり。キジからとてもいいコクのあるダシが出て、ますますおいしくなります。このスープにうどんを入れると、これがまた美味。宿ごとに味も工夫をこらしています。
・やぶ市観光協会氷ノ山鉢伏支部 079-667-3113

田舎料理【豊岡市但東町】
山のふもとの農村民宿。囲炉裏のまわりには、自家製コンニャク、豆腐、十割そば、山菜・野菜の天ぷらや煮物、魚・肉など、季節ごとに旬のものが並びます。おいしい水で炊いたごはんも最高。畑に行って野菜の収穫やコンニャクづくり、そば打ち、餅つきなど、農村での生活体験もできます。食事だけの利用も宿泊も可能。(要予約)
・八平 0796-56-1116
・善 0796-56-1801

2011/11/22  

イカ【いか】

 

イカ【いか】
ホタルイカ


ホタルイカの沖漬け


活イカ料理「踊り」

●種類も豊富なイカ天国の但馬のイカ料理
但馬は日本海に面し、豊かな海の幸がそれぞれの漁港に水揚げされます。特にイカは、シロイカ、アカイカ、ヤリイカ、スルメイカ、ホタルイカなど、種類も多くたくさん水揚げされます。その中でもホタルイカは、浜坂漁港では水揚げ量・日本一を誇っています。但馬はイカ天国なのです。

ホタルイカづくし【新温泉町】
ホタルイカの旬は3~5月、新温泉町の宿ではホタルイカづくしが味わえます。地元でしか味わえない躍り食いや釜揚げ、唐揚げ、天ぷら、ホイル焼き、沖漬け、炊き込みご飯、軍艦巻きなどメニューも多彩。小さいのでまるごと味わえ、ワタの味もとても美味です。お土産物としても好評です。しかし、足が速いので、はやくお召し上がりください。
・浜坂観光協会 0796-82-4580

活イカ料理【豊岡市竹野町】
イカの季節は夏。竹野の夏の名物「活イカ料理」。皿の上で踊る「踊り」、つまり活造りはめったに食べられません。イカを釣ったあと長く生かしておくのが大変むずかしいからです。竹野では専用の水槽を整え、細やかに管理しています。だから、皿の上で色を変えながら踊る新鮮なイカを味わえるのです。イカの甘みと歯ごたえが絶品。休暇村竹野海岸では、イカ釜飯、イカ団子、塩辛などが加わるイカづくしが味わえるほか、北前館、豊岡市竹野町内の宿で味わうことができます。
・たけの観光協会 0796-47-1080

2011/11/22  

鯉料理【こいりょうり】

 

鯉料理【こいりょうり】

鯉料理
●円山川の豊かな水で育った鯉の料理
鯉の里、養父市養父市場の名物料理。鯉養殖のはじまりは江戸時代、それ以前からともいわれ、円山川から引き入れた水を利用して、盛んだった養蚕のサナギを餌に食用の黒鯉を飼ったのがはじまりとされています。参勤交替の陣屋もあった宿場町で、郷土色豊かなごちそうとしてふるまわれてきました。水質の良い円山川の水のせいか、泥臭くなく身がしまって、歯応えがしっかりしています。あらいや姿煮、中華風の丸揚げ、まろやかな酢の物、体も温まる鯉こくなど調理法もいろいろ。また、ウロコの唐揚げは珍味中の珍味。季節によっては水炊きや鯉すきもあります。

2011/11/22  

すっぽん料理【すっぽんりょうり】

 

すっぽん料理【すっぽんりょうり】

すっぽん料理
●養殖された美方町のすっぽんを召し上がれ
テレビなどマスコミで紹介され、京阪神からわざわざ食べにくる人もあるという香美町小代区の名物料理。すっぽんは成長すると甲羅の長さが30センチ、重さ3キロにも達します。水温が15度以下になる秋から春にかけて冬眠期に入り、その時期が食べ時とされています。ぷりぷりとした食感が美味でカリウムやリン、ビタミンAを豊富に含んだ高級強壮料理。刺身はあっさりと、しょうが醤油で。膀胱・胆のうを除き全てが利用され、吸物・鍋物・雑炊など汁物に。鍋は鰹と昆布のだしに野菜や豆腐など具がたっぷりで栄養満点。また、生き血はワインや清酒などで薄めて飲み、生き肝もそのまま食べることができ、甲羅や卵も美味です。

・小代観光協会 0796-97-2250

すっぽん料理の店
・ホテル 美方パレス 0796-97-2220
・みか月 0796-97-2109
・中佐屋旅館 0796-97-2108
・料理旅館 大平山荘 0796-97-2120
・藤乃 0796-97-2522