大同寺【だいどうじ】

大同寺
・朝来市山東町早田

・開山堂(建造物)
・絹本墨画白衣観音像
(絵画)

県指定文化財

●江戸中期の唐様を基調とした仏堂遺構「開山堂」
応安5年(1372)に開創したと伝わり、月庵禅師を中興の祖とする古刹です。往時は天台宗でしたが、南北朝期に臨済宗に改宗し、代々但馬守護・山名氏の庇護を受け、禅寺として栄えました。
県指定文化財として有名な開山堂は、県下でも類例の少ない江戸中期の唐様を基調とした仏堂遺構です。堂内に奉祭されている月庵禅師の坐像をはじめ、墨画白衣観音像など数多くの文化財が所蔵されています。
大同寺山公園の西国霊場めぐり、毎春には観桜と「観音まつり」が催され、ミツバツツジの群生も心をなごませてくれます。モリアオガエルの生息地としても有名です。