中・一宮神社の社叢【なか・いちみやじんじゃのしゃそう】
中・一宮神社の社叢

・県指定天然記念物

・養父市大屋町中

●深い緑に包まれた、一宮神社の神社の森
養父市大屋町中地区・一宮神社の社叢(神社の森)は、県指定の天然記念物。標高160mの神社裏山の急斜面は深い緑に被われ、カシ類を中心にケヤキ、イチョウ、スギなどの木々が茂っています。

高木層はカシの木が最も多く、ほかにケヤキなどの15種類の大木が混生し、常緑樹、落葉樹があります。それらの高木層の下には、シダ類を主として約30種ほどが自生し、種類が豊富なことが特徴です。
但馬内陸部低地に発達する代表的な自然林で、面積が10,466平方メートルと広く、植物の種類も豊富なことから、貴重な森として大事に管理されています。
その生い茂った社叢は、石垣を配した神社の厳かな雰囲気と相まり、鎮守の森として静寂なたたずまいを見せています。