別宮のオキナグサ自生地【べっくのおきなぐさじせいち】
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●兵庫県下でも珍しいオキナグサの群生 オキナグサは、春、日当たりのよい草原に生えるキンポウゲ科の多年草で、根生葉には長い柄があります。長さ20cmほどの茎につく葉には柄がありません。4月から5月頃、花柄の先に、つりがね形の長さ3cmほどの花を咲かせます。花びらの外側は白毛で覆われ、内側は暗赤紫色をしています。花が終わると、果実に細い綿毛が伸びて、翁の白髪にのように見えることから、和名を翁草(オキナグサ)といいます。養父市別宮(旧関宮町)の鉢伏山の山麓には、オキナグサの自生地があります。環境省のレッドデータブックでは絶滅危惧種、兵庫県版のレッドデータブックでもAランクに位置づけられる希少種ですが、標高930m付近の東鉢スキー場の中のなだらかな斜面には、ヤマヤナギ・ススキ・イタドリ・アカツメグサなどと共にオキナグサが密集して生育しています。 |