伊藤清永美術館美術館【いとうびじゅつかん】
|
|||
|
●幼少のスケッチから鮮やかな色彩の裸婦像まで 伊藤清永の作品を収蔵 町村合併30周年記念「伊藤清永展」の開催を契機に伊藤清永画伯から多数の作品の寄贈を受け、平成元年に開館、伊藤清永画伯の作品を一堂に集めた美術館。明治44年に豊岡市出石町に生まれ、親の大反対を押し切って東京美術学校(現在の東京芸大)に入学。苦難の末、300号の大作「磯人」で昭和11年に文部省美術展選奨(特選)を受賞。平成8年には文化勲章を受章、平成13年、90歳で亡くなるまで現代洋画壇の重鎮として活躍。 館内には、画伯が描いた貴重な少年時代のスケッチやなつかしい出石の風景画、アトリエで使われていた画材の椅子や人形、愛用品、近年の代表作である発光する裸婦とたたえられる裸婦像など、大作を年代に従って鑑賞することができます。 美術館の建物は、城下町出石にあって、静かで緑の多い周囲の景色とマッチさせた瓦葺屋根と木のぬくもりのある落ち着いた雰囲気があります。同じ敷地内に大名行列の道具などを展示している「家老屋敷」があり、美術館入館者には無料で入場することができます。 ■伊藤清永美術館 ・午前9時30分~午後5時(入館午後4時30分まで) ・水曜定休(祝祭日を除く)・12月28日~1月4日 |