猿尾滝【さるおだき】

猿尾滝

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●ソーメン流しにたとえられ愛された滝
落差60mの大瀑布「猿尾滝」は、「日本の滝100選」「県指定名勝」に選定されています。猿尾滝は上下2段の滝からなっており、下段の滝の景観が猿の尾に似ていることからこの名前がついたようです。
国道9号線からすこし入った県道から眺める滝は、自然林をバックに優美な印象。
滝の入り口駐車場から渓流沿いに進むと、すぐに落差21mの「下段の滝」が見えてきます。古くは村岡藩主の山名公が、妙見山・名草神社参道から美しい滝を眺めて楽しんだとか。
下段の滝から、ブナ・エゴノキ・ヤマフジ・クマシデ・ホウノキ・カエデなどが茂る道を登っていくと、落差39mの「上段の滝」があります。下段の滝とは異なり、波涛のような水しぶきをあげて落ちる瀑布は、迫力に満ちた荒々しい表情。上段の滝の黒い岩肌はゴツゴツと尖っており、この岩がいきおいよく飛沫をあげさせるのです。上段の滝の上部、滝口近くには石の不動尊がまつられています。
周辺にはモミジが多く、秋の燃えるような紅葉と白い瀑布のコントラストは実にみごとです。
なめらかな岩肌を滑り落ちるその景観は“ソーメン流し”にたとえられ、古くは村岡藩主・山名公が、妙見山・名草神社参道から眺める美しい滝として楽しんだとか。

・香美町村岡観光協会 0796-94-0123