生野まちづくり工房 井筒屋【いづつや】
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●江戸時代の郷宿を再生した憩いの空間! 平成15年6月に開館した「生野まちづくり工房 井筒屋」は、江戸時代に生野銀山の有力な山師だった吉川家の郷宿を再生した史料館。郷宿とは公用で代官所に出頭する人々のための宿で、生野銀山には吉川家が営む井筒屋のほかに、6軒ありました。母屋は天保3年(1832)の建築で、屋敷内には当時の様子を伝える品々が並んでいます。朝来市指定文化財の神武必勝論(拓本)や天保14年に羽倉外記一行が訪れたときの宿札などの歴史的史料、朝来市生野町出身の洋画家・和田三造たちとの交流の品々。また、昔なつかしい生活用品なども展示されており、吉川家の暮らしの様子が分かります。 展示室の2階は、生野ひいき人倶楽部の交流の部屋となっています。落ち着いた雰囲気の中で、会報や生野の古い映像を見ることができます。そのほかにも、蔵ギャラリーや会議室、手作りクッキー・小物の販売もしており、見所いっぱい。時間が経つのを忘れる、思わず「ただいま」と言いたくなる「ホッ」とする場所です。 ■生野まちづくり工房 井筒屋 ・午前9時~午後5時 |