豊岡杞柳細工ミュージアム
【とよおかしきりゅうざいくみゅーじあむ】
杞柳細工ミュージアム
杞柳細工ミュージアム
 

●関連情報
玄武洞ミュージアム

●豊岡かばんの原点、杞柳細工の歴史と道具
  国の伝統的工芸品であり、豊岡かばんの基盤となった「杞柳細工」を集めた展示室が、2006年1月にオープンしました。玄武洞公園の向かいにある玄武洞ミュージアムの3階を利用した展示室で、杞柳細工1200年の歴史と変遷を一目で見ることができます。

江戸時代の家紋の入った陣傘や鎧びつ、明治時代「柳行李」に取っ手を付けて広く出回った行李鞄、大正時代に米国など海外との貿易で公表だったカゴ類を始め、戦後や現代の製品にわたるまで、写真や解説と共にほぼ年代順に展示されています。
このほか、昭和初期のものとみられる杞柳細工用のミシンや行李包丁などの道具類、フランスやハンガリーの柳で作ったカゴ類などもあります。

匠の確かな技と伝統が作りだした、機能的で美しい杞柳製品。技術者の高齢化などにより生産は減少していますが、柳飯行李などはいまなお愛好されています。また、近年では新たな感覚を採り入れたバッグの開発や、民芸品としての需要もあります。

豊岡杞柳細工ミュージアム(玄武洞ミュージアム)
・0796-23-3821
・兵庫県豊岡市赤石1362
・午前9時~午後5時
・無休
・大人600円、小人300円