上垣守国養蚕記念館【うえがきもりくにようざんきねんかん】
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●但馬養蚕業の先駆者、上垣守国を顕彰する記念館 上垣守国は、1753年(宝暦3)に蔵垣で生まれました。(生家はこの建物の約500m東)18歳の時に福島県へ行き、蚕種を研究、20歳の時から養蚕を但馬、丹波、丹後地方に広めました。その後、1802年(享和2)『養蚕秘録』(全3巻)を著しています。『養蚕秘録』は、蚕の起源から種類、伝説、飼育法等を絵入りで解説したもので、フランス、イタリアなどでも翻訳されました。(同館では複製を展示) 1階の土間には、かつて多くの農家で精米に使用した唐臼を設置。また、養蚕に関する全国各地の書籍や資料などが収められています。繭や神社のお札、守国の愛用した矢立ての他、手織り絹物なども展示されています。2階には、かつて養蚕で実際に使用されていた蚕具や農林器具などが集められています。昭和初期の養蚕住宅を復元し、当時の養蚕農家の暮らしが忠実に再現されている記念館です。 ■上垣守国養蚕記念館 ・毎週月・火、年末年始(12/28~1/3)休館 |