蔵垣かいこの里交流施設【くらがきかいこのさとこうりゅうしせつ】
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●地域おこしの拠点、次世代へ伝え継ぐ蚕の里 江戸時代に但馬養蚕業の基礎を築いた上垣守国を輩出した大屋町蔵垣地区では、地域住民が養蚕と桑で地域の活性化に取り組んでいます。明治時代の最盛期には年4回の養蚕が行われていましたが、化学繊維の普及などにより昭和後半頃には低迷。同地区でもすでに十数年前に養蚕業は廃れていました。しかし、地域の活性化を目指す地区住民らの活動により養蚕が復活。その伝承や特産品の開発などが進められてきました。 この活動拠点として2004年に誕生したのが「かいこの里交流施設」です。上垣守国養蚕記念館に隣接し、桑の葉茶や桑の実ジャムなどの特産品、繭や桑の葉・実を利用した人形などを販売しています。また、地域の食材を使ったうどんなど懐かしい味を楽しむこともできます。 囲炉裏を囲んでのんびりとするなど、訪れた人と地域住民の交流の場であるとともに、繭からの糸を引きや織物体験など、次代を担う子どもたちへの伝習の場でもあります。 ■蔵垣かいこの里交流施設 ・午前10時~午後4時 |