城崎町城崎温泉地区【きのさきちょうきのさきおんせんちく】
城崎温泉
城崎町城崎温泉地区

・豊岡市城崎町
・兵庫県景観条例

景観形成地区

城崎温泉

●関連情報
城崎温泉観光協会

●古くから文人に愛された歴史ある湯の町の美観
 1,400年もの歴史を持つ狭い谷間に開けた山陰の名湯。城崎の中心を流れる大谿川沿いに、古めいた石づくりの太鼓橋が数十メートルおきに掛かり、柳並木が続きます。春には約160本の桜が大谿川に咲き、散った桜の花びらが流れ、花筏となります。

その町並みは古くから「駅は玄関、道は廊下で宿は客室。土産物屋は売店で、外湯は大浴場」といわれてきました。
大谿川沿いには、木造2階~3階建ての古い旅館が立ち並び、小説家の志賀直哉が湯治をした三木屋などを始め、大正ロマンの風情を漂わす様々な旅館があります。
温泉街には、鴻の湯といわれる最古の湯を始め、7つの外湯が立ち並び、温泉客は情緒豊かな7湯巡りを楽しみます。
1963年(昭和38)には温泉街と、大師山山頂を結ぶ城崎ロープウェイが開通し、山頂から湯の町・城崎温泉を見渡せるようになりました。また、電線のない光景が広がる駅通りは、近年、電柱がすべて地中化され、さらなる景観づくりが進められています。