八鹿町八鹿地区【ようかちょうようかちく】
|
|||
|
●うだつの数日本一!大正ロマン漂う商いの町 JR八鹿駅前から八木川左岸に沿った商店街は、山陰線の開通と道路整備が行われてから著しく発展したエリアです。明治から昭和にかけて但馬の養蚕の中心地として栄え、生糸取引の商いで隆盛を誇った時代、「大正ロマンの漂う町」と評されました。 西洋文化を独自のものとして捉え、建物には大きなガラスやタイルなど独創的な施し方がされています。また、養父市八鹿町は「うだつ」も多く、数では日本一。特に八鹿地区にはうだつのある民家が集中しています。 八木川の河川敷には「蛇紋岩」と呼ばれる、やわらかい緑灰色のつるつるした石が転がっています。古くから八鹿地区では、石仏、石碑、建物の土台などに用いられ活用されました。川や山から拾った石を積み上げた家の土台が今も町並みに残っています。 家々が軒を連ねるにぎやかな八木川沿いの界隈は、川と山が近いという特徴から四季折々の趣をみせ、ほっと落ち着きを感じさせる景観として、2004年(平成16)に兵庫県景観形成条例の景観形成地区に指定されました。 |