永楽館【えいらくかん】
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・豊岡市出石町柳 ・近代化遺産 ●関連情報 |
●今も同じ場所でよみがえる明治生まれの芝居小屋 1901年(明治34)に建設された、都市劇場建築の芝居小屋。明治後期から昭和初期にかけて、但馬の大衆文化の中心として栄えました。 独特の赤茶色の土壁と大きな切妻壁、14間半(約26m)の長い壁面、そして太鼓楼が印象的です。老朽化が進むものの、内部・外部ともに建設当時の様子が比較的よく残っており、回り舞台、奈落、花道といった貴重な劇場機構など、明治期に残る芝居小屋としては近畿地方に現存する唯一のものといわれています。 近代日本の芝居小屋として、今も残る舞台衣裳や上演記録とともに歴史的価値は高く、2006年(平成18)より復原工事を開始。2008年(平成20)夏、永楽館が芝居小屋として一番華やかしき頃の大正11年頃の姿へと忠実に復原されました。現在は各種公演やイベントの開催、常時一般公開されています。 ■永楽館 |