粟鹿神社・勅使門の鳳凰 |
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彫刻の鳳凰が鳴く七不思議朝来市山東町にある粟鹿神社の創建は、2000年前に遡ります。但馬国一の宮で、延喜式に定める明神大社でもある粟鹿神社。昔から神徳の高い神社として朝廷の尊崇が厚く、国家の大難に際して四度の勅使が派遣されたと伝えられています。その折にご加護を得られたことを記念して、約600年前に勅使門が建てられました。 この由緒正しい神社には、古くから伝わる7つの不思議な話が残っています。その1つが江戸期に活躍した彫師、左甚五郎が勅使門の左右に彫った2羽の鳳凰の話です。 この彫刻の鳳凰、名作ゆえに夜な夜な門を飛び出し、人を驚かせていたと言います。鳴き声もうるさく、苦情が来たので、甚五郎が1羽の首を切り落とすと、以後鳴かなくなったと伝えられています。それを裏付けるように、現在は左右の門扉の右の扉の鳳凰が首から下だけになっています。首が切り落とされたため現在は鳴くことはありませんが、神社を訪れれば、今も伝わる鳳凰の躍動を感じることができます。
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