八柱神社【やはしらじんじゃ】
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八柱神社 ・養父市八鹿町八鹿 |
●19世紀前期の組物、彫刻が残る 養父市八鹿町八鹿地区景観形成地区の重点文化財活用地区にある神社で、2007年(平成19)に県の文化財に登録されました。桁行一間、梁間一間の入母屋造で、屋根は柿葺。建立年代を示す資料は残っていませんが、建築様式から文化年間(19世紀前期)とみられています。 装飾性に富んだ建築で、獅子、木鼻の象、波と兎など、繊細で精巧な彫刻がみられます。また、屋根は複雑で丁寧なもので、入母屋造の本殿には、正面に千鳥破風を付け、さらに軒唐破風を重ねています。 当初の部材が状態の良いままで多く保存されており、地域の歴史や文化の特徴を示すものとして、貴重な建築物です。 |