|   楽音寺・朝来市山東町楽音寺
 ・経瓦(考古資料)・絹本著色涅槃図(絵画)
 ・絹本著色両界曼荼羅図
 (絵画)
 県指定文化財 | ●阿弥陀如来像が彫り込まれた珍しい「経瓦」大同年間(806~810)に創建と伝わる古刹。兵庫県指定の重要文化財である「経瓦」「仏涅槃図」「両界曼陀羅」は広く有名です。
 中でも平安時代後半によく行われた経瓦は、粘土板に仏教の経典を線刻して焼きあげたものが一般とされていますが、この瓦経は仏像の胸部に1字ずつ経典が書きこんであります。12世紀頃の楽音寺経塚から出土したもので、縦が17.8cm、横が17.5cmあります。
 また、楽音寺は薬師如来、子安地蔵、福寿弁財天は多くの信仰をあつめ、寺山一帯の 「四国八十八カ所霊場」と共に、今なお参詣者の絶えることがありません。境内には享保一揆の義民松岡新右衛門や、生野義挙の志士小山六郎の供養碑、その歴史を伝えてくれます。
 境内にはウツギヒメハナバチの巨大集団営巣地があり、県の天然記念物に指定されています。
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