極楽寺【ごくらくじ】
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極楽寺 ・山門 ・予約すれば法話、座禅が可能 |
●沢庵禅師が再興した禅寺 室町時代初期の応永年間(1394~1428)、出石・宗鏡寺の創始者、金山明昶(めいちょう)禅師が開きましたが、その後荒廃し、江戸時代に沢庵禅師によって再興されました。 「来ん春を深雪の底にひきよせて、冬ひとしおの出湯なりけり」温泉好きだった沢庵は、城崎で詠んだ歌を多く残しています。湯治に訪れる度に宿として使っていた極楽寺を臨済宗の寺として再興したのです。 その後、慶安5年(1652)、豊岡藩主杉原伯耆守(ほうきのかみ)の帰依を受け、領地などを寄進されて今日の寺容が築かれました。本堂は明治45年(1912)に焼失し、現在の本堂は大正10年(1921)に復元されたものです。 元禄年間(1688~1703)に建てられた山門は現存しており、豊岡市城崎町の文化財に指定されています。 境内には白砂で「心」の文字が描かれた「清閑庭」があります。白と黒のコントラストをもつ枯山水の石庭で、裏山から湧出する清泉「独鈷水」が庭内をうるおしています。 また、熱病封じの「青面金剛大童子」や一芸を成就させる「弁財天」、童男童女の守護仏「一星地蔵尊」なども祀られており、今日も多くの人の信仰を集めています。 |