法宝寺【ほっぽうじ】

法宝寺
・朝来市和田山町岡田

・木造薬師如来坐像(彫刻)
・石造宝篋印塔(建造物)

県指定文化財

●珍しい手法で作られた「薬師如来坐像」
天平21年(749)、行基によって創建されたといわれる法宝寺は、真言宗高野山派に属する古刹です。平安時代に制作された本尊の「薬師如来坐像」は、33年ごとに開帳される秘仏。寄木造で膝は通常1材で作られますが2材からなり、大変珍しい手法のものとされています。
南北朝時代に造立された「石造宝篋印塔」は花崗岩で作られています。笠石の下部を請花とし、基礎の反花と対応させています。
法宝寺には羽柴秀吉による但馬攻めの際、戦乱から免れるための制札が残っています。