常光寺
・朝来市和田山町竹田
・本堂、鐘楼、山門
県登録有形文化財 |
●竹田城の初代城主・太田垣光景を祀る
天空の城として知られる竹田城の初代城主・太田垣光景の菩提寺。光景は但馬の守護大名山名宗全の四天王の1人で、土塁をもとにした竹田城を約13年の歳月を費やして築いたと伝えられています。しかし、織田信長の命による羽柴(豊臣)秀吉の但馬征伐により敗北。境内には石塔が光景の墓碑として残っています。
慶長15年(1610)に全町が焼失した後、現在地に移りました。本堂は入母屋造平屋建で、建立は寺伝により享保18年(1733)と伝わっています。山門は薬医門で、支輪を使用しており、近世の山門には珍しい意匠が凝らしてあります。
また、寺町通りの4ヶ寺には石橋が架かっていますが、その中でも最も古い宝永4年(1707)の文字が常光寺の橋に刻まれています。 |