浅間寺
・養父市八鹿町浅間
・木造薬師如来坐像
(彫刻)
県指定文化財 |
●戦国武将・八木氏の庇護を受けた古刹
兵庫県の文化財に指定されている浅間寺の薬師如来坐像は、高さ110センチの寄木造り。衣を朱で彩色し、一見、穏やかなイメージの中にも厳しさを感じられる雰囲気を持ちます。頭部の螺髪は細やかで、衣の彫りも浅いことから、平安時代後期の藤原文化によるものとされています。
戦国武将の八木氏の庇護篤く、薬師如来坐像・十二神将像の修復、日光・月光菩薩像の制作は、元亀4年(1573)に八木城主・八木豊信の命によるものです。
また、薬師如来坐像を守護する武神「十二神将像」は、武器を持った甲冑姿で、それぞれの頭上に小さく十二支の形が彫られています。 |