蔵雲寺
・豊岡市但東町中山
・絹本著色十六羅漢像
(絵画)
県指定文化財 |
●室町時代の画僧・明兆作の十六羅漢図
室町時代の画僧「明兆」の作といわれる「絹本著色十六羅漢図」は県の文化財に指定されています。明兆は、北宋の李竜眠から画法を学んだ後、初の寺院専属画家として大成した人物。兵庫県淡路島に生まれ、京都・東福寺に入り、殿司の役(禅寺にて本堂を司る)を務めたところから兆殿司と呼ばれ、東福寺のために多くの仏像や頂相を制作しました。
この蔵雲寺の十六羅漢図は4幅入り4重の桐箱に収納され、中国の仏画を手本とした新しい水墨画の技法を見ることができます。 |