平尾家住宅【ひらおけじゅうたく】
平尾家住宅

平尾家住宅

平尾家住宅
・豊岡市森尾
・国登録有形文化財


●大小約20もの建物が点在する大規模庄屋屋敷

平尾家は江戸時代に大庄屋を務めた但馬屈指の大地主で、約4,000平方メートルの敷地内には大小約20もの建物が点在しています。2008年、豊岡市では3番目に国の登録有形文化財として登録されました。
主屋は1896年の建築で、豊岡の宮大工によるものだと伝えられています。屋根は石州の赤瓦を使って豪壮な造りで、和風建築ながらいち早く洋風技術を導入している部分もみられます。1790年建築の新蔵、1826年(明治期改修)建築の離れ座敷など、江戸時代の建物も残っていて、主屋の周囲には隠居部屋、蔵、小屋などが建ち並んでいます。登録件数は43件にのぼり、1カ所で登録される件数としては、県内でも有数です。
豊岡市森尾地区のほぼ中央に立地し、敷地内を森尾川が流れ、屋根の付いた立派な川いとが設けられています。かつてはこの場所で洗い物や洗濯などが行われていました。

※同住宅は原則として非公開