近藤朔風【こんどうさくふう】
|
||
|
●「菩提樹」「野ばら」「ローレライ」などを訳詞 近藤朔風は、気象測候所の創始者として有名な桜井勉(豊岡市出石町出身)の五男として生まれました。12才の時に近藤家に養子に入り、東京外国語学校、東京美術学校、東京音楽学校で学び、芸術・音楽の見識を高めます。卒業後、『名曲新集』『西欧名曲集』などを発刊し、訳詞家としてその才能を発揮しました。「菩提樹」「野ばら」「ローレライ」「シューベルトの子守歌」などの訳詞は、名訳として絶賛されています。また、日本初のオペラの公演に携わり、日本の近代音楽の発展に貢献しました。 『野ばら』 二、手折りて行かん 野中のばら 三、童は折りぬ 野中のばら (ゲーテ作詞・ウェルナー作曲・近藤朔風訳詞)
|