毛戸勝元【けとかつもと】
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●法学に身を捧げた一生 法学博士・毛戸勝元は、明治7年(1874)に香美町小代区神水の出身。京都帝国大学の法学部長として、日本の法学研究に身を捧げました。 経歴は明治31年(1898)に東京帝国大学法科を卒業。さらに大学院で商科を専攻し、研究を終えると、京都帝国大学助教授、ついで同大学教授に就任しました。 しかし、勝元の研究心はこれに飽きたらず、海外留学を決意。イギリス・ドイツ・フランス各国で、商法を学びました。 帰国後、明治39年(1906)には法学博士の学位を授けられ、後進の指導育成あたり、多くの逸材を輩出しました。勝元は自分の門を叩いてくる者は快く受け入れ、その指導は愛情と熱意をもったものだといわれています。 京都帝国大学を退官後は弁護士として活動し、そのかたわら大阪商工会議所特別議員、日本毛織、川西航空機、安田信託など数社の取締役、および朝日新聞社の顧問としても活躍しました。 |