但馬の河川【たじまのかせん】
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●但馬最大の川・円山川 日本海にそそぐ但馬のおもな河川は東から、円山川、竹野川、佐津川、矢田川、岸田川とあります。 但馬最大の河川・円山川は、播州との分水界にあたる生野町円山を源流として、豊岡市津居山で日本海にそそいでいます。 但馬の1市12町を流域にもち、但馬山地の山々を水源とした大屋川・八木川・稲葉川・出石川などの多くの支流を合流しながら、豊かな水量でゆったりと流れています。豊岡市域に入ると、標高数メートルの非常にゆるやかな流れとなります。河口近くの楽々浦(ささうら)は氷河期の谷が埋め残された潟湖で、湖岸の樹木はサギの絶好のねぐらとなっています。 かつては蛇行して流れ、洪水のたびに氾濫を繰り返したため、大正11年から15年をかけて大改修されて、現在の流路になりました。市内のところどころには、かつての流路が三日月湖として残っており、円山川の荒々しい一面をうかがわせています。 竹野川、佐津川の源流はともに三川山で、流路も短く流れも早い川です。 |