ヤマドリゼンマイ
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●鉢伏高原のような群落は珍しいヤマドリゼンマイ ヤマドリゼンマイは、やや高い山地の湿地に生える夏緑色のシダで、山地湿地の指標植物ともいえるもので、日本では中部地方の湿原に多く分布しています。兵庫県の各地にも生えていますが、鉢伏高原のような群落は西日本では珍しく、1965年、県の天然記念物に指定されています。 株は群生することが多く、根茎から葉がかたまって出るので束のように生えます。新芽が出るときは赤褐色の綿毛をかぶっていますが夏までに徐々になくなります。葉は栄養葉と胞子葉に分かれており、栄養葉は長さ30~80cm、幅15~25cmくらいで直立して生えます。 |