ミツガシワ
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●澄んだ水があふれる湿地に群れ咲く白い花 カシワの葉に似た3個の小さな葉がミツバのようについているところから、「ミツガシワ」の名がついたといわれ、水の中から20~50cmの茎をすっくと伸ばして、先端に小さな白い花をたくさんつけます。白く小さな花びらの内側には、白い毛がたくさん生えている不思議な花です。池や沼の岸辺の湿地に群生する、多年生の抽水植物(浅い水に生活し、根は水底にあって、茎・葉を高く水の上に伸ばす植物)で、清らかな水にしか育ちません。花が咲くのは5~7月、地下茎は1cm近くもの太さがあり、縦横無尽に走っています。中国では葉を乾燥したものを睡菜、または瞑菜といって、睡眠薬としました。苦味配糖体メリアチンを含み、古来から健胃・解熱・駆虫などの薬に用いられてきました。 ●氷河時代から生き残った貴重な植物 |