畑上の大トチノキ【はたがみのおおとちのき】
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●県下第4位の大きさを誇るトチノキ 円山川の最下流、港大橋を渡って久美浜方面に向かう途中の豊岡市畑上に、県下第4位のトチノキがあります。1951年に国の天然記念物に指定されました。主幹は直立していますが、風雪害などによって大きな枝が被害を受けたため、枝の数が少なくなってしまいました。この周辺には、ほかにも大きなトチノキがたくさんあります。 昔、海が荒れた時には、夜になると天狗がこの木の上で灯をともし、漁師はその灯を頼りに港にもどったと言い伝えられています。 トチノキは落葉高木で、ブナ帯下部からブナ帯にかけて広く分布し、秋にできる直径5cmほどの卵円形の果実はアク抜きをした後、栃餅などに使用されます。 |