建屋のヒダリマキガヤ【たきのやのひだりまきがや】
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●実の表面に左巻きの波紋があることからこの名が付いた 養父市建屋能座地区、琵琶湖疎水の生みの親として知られる故北垣国道・元京都府知事の旧邸内にあるカヤは、県下一位を誇り、1951年、国の天然記念物に指定されています。 樹齢700年、根まわり15m、幹まわり7.4m、樹高35m。東西24m、南北29mに広がる傘状の枝張りが実にみごとな名木です。 樹勢も旺盛で、その立派な姿のとおり、毎年たくさんの実をつけますが、この実の表面に左巻きの波紋があるところから「ヒダリマキガヤ」の名前がつきました。カヤの種子は楕円形で、外側に直線のすじがあるあるのが普通なのです。 カヤは、常緑高木で、本州以南の山野に自生しますが、庭木としても植えられます。雌雄異株で、雌木は実をつけます。4月頃に開花し、種子は上質の天ぷら油として利用されたり、幹は碁盤や将棋盤、将棋駒を作るのに適しています。 |