八代の大ケヤキ【やしろのおおけやき】

八代の大ケヤキ
・国指定天然記念物
・朝来市八代
●災害をのりこえ、立ち続けるケヤキの老木
馬場山の山麓、朝来市八代の足鹿神社境内にそびえる大ケヤキは、樹高約20m、幹まわり8.1m、樹齢千数百年と推測される古木で、1928年に国の名勝天然記念物に指定されています。

国の天然記念物に指定されたころには、樹高30mにもおよぶ巨木で、県下第一の大ケヤキでしたが、台風で折れたり、境内の工事の影響などで幹に空洞ができるなど、往時の勢いはなくなってしまいました。しかし、主幹や根張りは巨木の威厳を失わず、町のシンボルとして変わらず人々に親しまれています。
朝来市では、1988年に国や県の補助を受けて大規模な保護工事を施し、その後も主幹部分の復元や保護に努力しています。