2011/06/22  

城下町【じょうかまち】

 

城下町【じょうかまち】
バネ
辰鼓楼は出石のシンボル


懐かしい風情の町並み


名物の出石皿そば

●皿そば店が軒を連ねる城下町・出石
江戸時代、5万8千石の城下町として栄えた出石(いずし)のまち。平入りの軒が続く町家のたたずまい、歴史に登場する人物にゆかりの史跡などが点在する町並みは、今もなお城下町の面影を色濃く残しており、但馬を代表する観光地のひとつとして人気があります。
かつて藩士の登城を告げた辰鼓楼をはじめ、出石城跡、家老屋敷、沢庵和尚ゆかりの宗鏡寺、古い酒蔵、明治建築など、歴史を感じさせる見どころが多く、商店や民家も含めて城下町の景観や風情を損なわないまちづくりが推進されています。
また、名物「皿そば」といえば出石というくらい、そばどころとしても有名です。宝永3年(1706年)、信州上田の城主・仙石政明が国替えの際に、そば職人を連れてきたのが起源といわれる出石のそば。出石焼の小皿に盛り分ける皿そばスタイルが特徴で、「ひきたて、打ちたて、ゆがきたて」の“三たて”を信条とする手打ちの技が受け継がれています。現在は町内に約50軒ものそば屋が店を構え、城下町観光の大きな魅力となっています。
透きとおるような白が特徴の美しい白磁「出石焼」は国の伝統的工芸品に指定されており、200年の伝統を誇る出石の特産品で、町内には数軒の窯元があります。

毎年、春に開催される「出石そば喰い大会」は、恒例イベントとして定着し多くの観光客を集めています。そば打ち、出石焼の絵付けなどの体験も好評です。また快適に散策してもらうため、レンタサイクル、観光ガイドなどのサービス(有料)も用意されています。

2011/06/22  

県立施設【けんりつしせつ】

 

県立施設【けんりつしせつ】
バネ
県立コウノトリの郷公園

バネ
県立円山川公苑のカヌー


県立但馬文教府


県立但馬ドーム


県立木の殿堂


兎和野高原


県立但馬牧場公園


県立但馬長寿の郷


県立但馬全天候運動場


県立南但馬自然学校

●但馬の多彩な楽しみ方を提案
スポーツ、レクリエーション、芸術など、観光スポットにもなっている県立の施設です。

■県立コウノトリの郷公園(豊岡市)
国の特別天然記念物・コウノトリの野生復帰に取り組む拠点施設。コウノトリの保護・増殖や、コウノトリを再び野生にかえすための研究を進めており、公開ケージではその美しい姿を観察することができます。自然に恵まれた広大な敷地内には、コウノトリや豊岡の自然について紹介する「市立コウノトリ文化館・コウノピア」や、クワガタなどが生息する森、ミズカマキリ、モリアオガエルなどが生息する湿地などが整備されています。

■県立円山川公苑(豊岡市)
円山川河畔に広がるスポーツ・レジャーゾーン。カヤックや各種のカヌーに乗ることができます。夏は50メートルの本格プール、冬はスケート場になる施設や、広い芝生広場、展望レストラン、近・現代美術の企画展を開催する美術館などが併設されています。

■県立但馬文教府(豊岡市)
芸術・文化活動や地域づくり、ボランティア活動など成熟社会における生きがいのある生活創造活動と自己実現を図るための生涯学習を支援しています。また、但馬の文化活動の交流の場となっている文教府ギャラリーでは、一般の人やグループの絵画、写真、書道ほか、いろいろな作品展が開催されています。

■県立但馬ドーム(豊岡市日高町)
神鍋高原にある大きな開閉式のドーム。東京ドームを超える面積のグラウンドを備え、野球やサッカーなど各種スポーツやコンサートなどがおこなえます。ドーム内にはハンググライダー体験、環境発見遊具などのコーナーやレストランがあり、屋外には芝生グラウンド、ジョギングコースなどが整備されています。

■県立木の殿堂(香美町村岡区)
森や木の文化を紹介する自然学習施設。森に関する紹介パネルや、世界の民家模型、木製民具などが展示され、感動の自然物語がハイビジョンシアターで鑑賞できます。工作室では、電動糸ノコを使った組み木作り教室を開いており好評です。

■県立兎和野高原野外教育センター(香美町村岡区)
兎和野高原は兵庫県観光百選の第1位に選ばれた瀞川平にあり、レンゲツツジの自生地としても有名です。標高550mにあるなだらかなキャンプ場は、豊かな自然環境と127haもの広大な敷地に立地し、宿泊棟やフィールドアスレチック、グランドなどを完備しています。自然学校、ボーイスカウト、子ども会などで活用され、四季を通じて、豊かな自然とふれあいながら学習することができます。

■県立但馬牧場公園(新温泉町(旧温泉町))
山の斜面を利用して夏はターフスキーやソリ遊び、冬はスキーができ、但馬牛が自慢のレストラン、バーベキューハウス、宿泊施設なども備えていて、家族で楽しめるレジャーゾーンとなっています。ヒツジやウサギなどとふれあえるふれあい広場コーナーが子どもたちに人気で、但馬牛も放牧されています。但馬牛について紹介する但馬牛博物館もあります。

■県立但馬長寿の郷(養父市八鹿町)
子どもからお年寄りまで、だれもがいきいき暮らせる社会をめざす拠点施設。陶芸・木工ほかの手づくり教室、農業体験などができるほか、快適な居住空間を提案する住宅改修モデルルームや福祉用具などの展示もあります。くつろげる茅葺きの家屋、ギャラリー、宿泊施設など各種施設が充実しています。

■県立但馬全天候運動場(養父市八鹿町)
屋根付きの「いきいきドーム」は、天候を気にせずスポーツを楽しむことができ、テニスコート3面、ゲートボールなら4面に対応しています。ほかにも、家族やグループでピクニックや軽スポーツなどを楽しむことができる「芝生広場」や、シャワー完備の「交流会館」など、年齢問わず総合的にスポーツ活動が行える施設です。

■県立南但馬自然学校(朝来市山東町)
南但馬の豊かな環境を活用して、小学5年生が5泊6日にわたって体験学習をする「自然学校」の拠点施設。朝来群山県立自然公園の一角にあり、大自然の中で、子どもたちが学校生活では得られない体験を通して学習することができます。