2015/01/10  

湯村のじゃぶ煮【ゆむらのじゃぶに】

 

湯村のじゃぶ煮【ゆむらのじゃぶに】
どぶろく
じゃぶ煮
●素朴な味わいが広がる湯村の郷土料理
山陰の名湯・湯村温泉の郷土料理である「じゃぶ煮」は、寒い冬にぴったりの煮込み料理。「じゃぶ」とは、野菜を煮込んでいるうちに水分が出てきて「じゃぶじゃぶ」してくることに由来しています。特に新温泉町八田・照来といった山深い地区では、昔からお祭りやお盆などハレの日の料理として振る舞われてきました。
主に鶏肉と糸こんにゃく、豆腐、玉ねぎ、ごぼうなどの具材をしょう油ベースで炊いており、素朴な田舎の味わいが特徴です。地域や家庭によっては牛肉や豚肉を入れることもあり、それぞれに家庭の味があります。町内のお土産店では、地元の加工グループが作るレトルトパックも販売されています。

・湯村温泉観光協会 0796-92-2000

提供施設(平成26年12月現在)
・湯村温泉 佳泉郷 井づつや 0796-92-1111

2015/01/10  

チョウザメ料理【ちょうざめりょうり】

 

チョウザメ料理【ちょうざめりょうり】
チョウザメ料理
チョウザメ料理
●兵庫県で唯一のチョウザメ養殖場
すっぽんの養殖が盛んな香美町小代区では、養殖場を活用して兵庫県では唯一となるチョウザメの養殖にも力を入れてます。チョウザメとは古代魚の一種ので、背中の骨が蝶の形、姿がサメに似ていることから名付けられた淡水魚のこと。卵は世界三大珍味の1つであるキャビアとして有名です。
チョウザメは捌いてから2、3日経っても身が引き締まっており、生で食べるとフグのような食感があります。肝臓や目によいとされるタウリン、アンチエイジング効果の高いカルノシンなどが多く含まれていて、栄養価も高い魚です。
平成17年にはキャビアの採卵に関西で初めて成功。採取から塩漬け、瓶詰めまでをその場で行ったフレッシュキャビアは、すぐに売り切れる人気の商品となっています。

・香美町小代観光協会 0796-97-2250

提供施設(平成26年12月現在)
・旅館 大平山荘 0796-97-2120

2015/01/10  

紅ズワイガニ(香住ガニ)【べにずわいがに(かすみがに)】

 

紅ズワイガニ(香住ガニ)【べにずわいがに(かすみがに)】
どぶろく
紅ズワイガニ
(香住ガニ)
●関西では香住漁港だけで水揚げ
但馬で「紅ガニ」と呼ばれる紅ズワイガニは大きさ、形とも松葉ガニ(ズワイガニ)とよく似ていますが、松葉ガニに比べて甲殻の色の赤みが強く、松葉ガニは腹側が白いのに対して、紅ズワイガニは腹側も赤くなっています。ズワイガニより赤みがかっているので、この名前が付けられました。
紅ズワイガニは松葉ガニよりさらに深い、水深800~2,000m近くの深海に生息し、海域では日本海北部から山陰沖合までと、北海道から銚子沖合までの太平洋沿岸に分布しています。
漁期は9月1日から翌年の6月30日までが法律で決められた期間ですが、資源保護のために、但馬では漁業者らが自主的に操業期間を短縮して、9月1日から5月末日までとしています。
関西では香住漁港だけで水揚げされることから、「香住ガニ」としてブランド化されています。ズワイガニよりも甘みが強く、ジューシーな味わいが特徴です。漁期が長く、ズワイガニよりも比較的リーズナブルな価格で提供しているため、新たな特産品として人気が上がっています。

・香美町香住観光協会 0796-36-1234

2015/01/10  

コウノトリ育むお米【こうのとりはぐくむおこめ】

 

コウノトリ育むお米【こうのとりはぐくむおこめ】
コウノトリ育むお米
コウノトリ育むお米

コウノトリ育むお米

●環境にも体にも優しいお米
かつて日本の至る所で見られたコウノトリ。近代化が進み、明治中期には豊岡市でしか見らなくなってしまい、昭和46年、市内で生息していた最後の一羽が保護され、コウノトリは日本の空から姿を消しました。豊岡市は国内最後のコウノトリの生息地として野生復帰に取り組み、平成17年9月、34年の歳月を経て、コウノトリは再び大空へと放たれました。現在はその後の放鳥と自然界での繁殖により、80羽を超えるコウノトリが大空を舞っています。
豊岡市ではコウノトリとの共生をテーマに、野生復帰したコウノトリが住みやすい環境作りの一環として作られたお米を栽培しています。農薬や化学肥料に頼ることなく、冬期や早期に湛水(たんすい/田んぼに水を張ること)し、深水管理(ふかみずかんり/田んぼの水深を深くすること)で栽培する「コウノトリ育む農法」の田んぼには、様々な生きものと安全で安心な美味しいお米が育まれます。
また、多様な生き物を育む田んぼのお米を食べることにより、間接的に環境への貢献ができることも「コウノトリ育むお米」の特徴です。

・JAたじま 0796-24-6602
・豊岡市コウノトリ共生課 0796-21-9017

生野鉱山及び鉱山町の文化的景観 【いくのこうざんおよびこうざんまちのぶんかてきけいかん】

 

生野鉱山及び鉱山町の文化的景観
【いくのこうざんおよびこうざんまちのぶんかてきけいかん】
八鹿駅舎
史跡生野銀山

八鹿駅舎
トロッコの軌道跡

八鹿駅舎
旧生野鉱山職員宿舎

●現役の鉱業都市で全国初の国重要文化的景観に選定

開坑は大同2年(807)と伝わり、古くから鉱山開発が進められた生野鉱山周辺は、鉱山町独特の景観が広がる全国でも貴重なまち並みが残る場所です。本格的な鉱山開発が進められた中世から近世にかけて、日本有数の銀山として栄え、「露天掘り跡」や「間歩」(江戸時代の坑道)といった採掘跡の他、市川河床には当時の選鉱場所であった「汰(ゆ)り池」跡などが残っています。
明治に入ると、日本初の官営鉱山として近代化が図られ、多くの御雇外国人が居留するなどモダンな建物も造られました。
市街地の鉱山町には江戸時代の地役人、郷宿(ごうやど)などの町屋が残る他、明治政府の役人の住居である鉱山官舎、トロッコの軌道跡などがあり、和洋が混在するの独特の景観が広がっています。
また、鉱石を製錬する際にできたカスをブロック状に固めた「カラミ石」が、民家の塀や土台、擁壁など至る所に用いられ鉱山町独特の景観を形成しています。
こうした日本でも貴重で珍しい景観が評価され、平成26年3月18日、文化庁による国の重要文化的景観に選定されました。兵庫県では初めて、現役の鉱業都市として選定されるのも全国初となります。

 

 

2015/01/10  

コウノトリファンクラブ【こうのとりふぁんくらぶ】

 

コウノトリファンクラブ【こうのとりふぁんくらぶ】

●関連情報
コウノトリファンクラブ

●コウノトリ野生復帰をサポート
 コウノトリファンクラブは、コウノトリのふるさと但馬の自然環境保全・再生を支援し、野生復帰を目指す地域の取り組みを応援する活動を行っています。
クラブの会費は、放棄田の復田化、ビオトープ化、営巣木や人工巣塔の整備、水田魚道の設置、放鳥拠点への餌生物の補充などに役立てられています。また、水田・河川・里山の生きもの調査、再生活動、コウノトリ飼育体験、コウノトリ追跡観察教室などのボランティア活動や環境学習を行ったり、コウノトリ目撃情報の収集、ホームページや会報誌などを通じての野生復帰活動の情報発信を行っています。
会員同士の交流や、コウノトリとのふれあい体験なども行いながら、コウノトリ野生復帰に関する各種取り組みを支えています。

コウノトリファンクラブ事務局
・0796-26-3616
・兵庫県但馬県民局 地域政策室地域振興課
・兵庫県豊岡市幸町7-11

2014/12/17  

楽音寺・ヒメハナ公園【がくおんじ・ひめはなこうえん】

 

楽音寺・ヒメハナ公園【がくおんじ・ひめはなこうえん】

楽音寺
ヒメハナ公園

●関連情報
ヒメハナ公園

●人々の「交流」と自然との「共生」をテーマに
県指定天然記念物ウツギノヒメハナバチの群生地として有名な楽音寺に隣接。 ふるさと創生事業で建設された総合公園で、人々の「交流」と自然との「共生」をテーマに、多目的室などを備えたウツギの館や和風レストラン、公園のシンボル、ヒメハナ橋などが整備されています。春は桜が美しく、夏は水遊び場や遊具が設置してあるこども広場が子どもたちに人気。ターザンロープや全長170mのローラースライダーもスリル満点です。県下の各市町の木を集めた兵庫の森もあり、家族でゆったりと過ごすことができます。
ウツギノヒメハナバチ群生は5月下旬~6月中旬、楽音寺境内にクレーターのように作られた無数の土穴から飛び出し、ウツギ(卯の花)の花粉と蜜を求めて乱舞します。初夏を告げる風物詩としても有名です。

楽音寺
・079-676-2340
・兵庫県朝来市山東町楽音寺

ヒメハナ公園
・079-676-4587
・兵庫県朝来市山東町楽音寺
・午前9時~午後5時
・月曜定休、年末年始

2014/12/17  

鉄子の部屋【てつこのへや】

 

鉄子の部屋【てつこのへや】

●関連情報
新温泉町役場


●往事のSLが余部鉄橋を架ける写真などが見られるアットホームな資料館

ふれあいの場、町の案内所、鉄道ファンの集客などの機能を兼ね備えた“ふれあいサロン・鉄道グッズ館”としてJR浜坂駅駅舎内に開設されました。
余部鉄橋や鉄橋を走る列車・SLの写真、60年前の鉄道員用路線図や機材・プレート・切符・模型など鉄道関連の資料を常設展示しています。
町の観光案内の拠点となることも期待されています。

鉄子の部屋
【兵庫県美方郡新温泉町浜坂 JR浜坂駅 駅舎内】
・午前10時~午後4時
・木曜日休館(祝祭日は開館)
・入館無料

2014/12/17  

前田純孝歌碑めぐり【まえだすみたかかひめぐり】

 

前田純孝歌碑めぐり【まえだすみたかかひめぐり】

前田純孝歌碑
(新温泉町(旧浜坂町)諸寄)
第3回前田純孝賞歌碑


第5回前田純孝賞歌碑

●関連情報
新温泉町役場

●薄幸の歌人、前田純孝の歌碑をめぐる
「東の啄木、西の翠渓」と称された明治の歌人・前田純孝(号:翠渓)の歌碑めぐり。前田純孝は新温泉町(旧浜坂町)に生まれ、兵庫県尋常師範学校時代には「新詩社」に所属して短歌を作り、上京後は与謝野寛・晶子らと機関誌「明星」に精力的に作品を発表しました。生涯二千首に及ぶ短歌を遺し、31才の若さで亡くなった「薄幸の歌人」と呼ばれています。そんな純孝を偲んで、彼の歌を刻んだ石碑が、新温泉町諸寄の浜・基幹集落センター・香美町村岡区春来峠の3カ所に建てられています。

●前田純孝賞
新温泉町では毎年、「前田純孝賞」と題して短歌を募集。その中から「前田純孝賞」を受賞した作品に対しては、旧浜坂町内に歌碑を建立しています。

「前田純孝賞」受賞歌碑建立場所
・第1回…城山園地遊歩道
・第2回…諸寄児童公園
・第3回…加藤文太郎記念図書館敷地内
・第4回…浜坂海岸レクリエーションセンター敷地内
・第5回…加藤文太郎記念図書館敷地内
・第7回…白馬公園

2014/12/17  

神鍋溶岩流【かんなべようがんりゅう】

 

神鍋溶岩流【かんなべようがんりゅう】

神鍋溶岩流

●関連情報
日高神鍋観光協会

●溶岩が創り出した自然の芸術
 約2万年前から3千年前の間に、神鍋火山群の噴火によってできた神鍋溶岩流。溶岩が水の浸食で形成したという奇石群が、見るものの足を止めます。稲葉川本流沿い、十戸の滝から八反の滝の間の3.5kmにわたって自然の神秘を形成し、散策コースとしても近年、注目を集めています。清流のマイナスイオンを浴びながらのウォーキングは、癒しの時間を私たちに与えてくれます。

また、溶岩の断層をくぐって湧き出る伏流水は、にごりのない清水として有名。近隣の十戸地区では、この清水を利用してワサビの栽培やニジマスの養殖が行われ、豊かでおいしい水は上水道にも使われています。
毎年、4月29日は「清滝溶岩流まつり」が地元住民によって開催。まつりでは流れ出した真っ赤な溶岩が冷え固まるまでに作り出した、さまざまな滝・渕などの風景を案内してくれます。

・日高神鍋観光協会 0796-45-0800