福富のアカメヤナギ【ふくどめのあかめやなぎ】
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・県指定天然記念物 |
●推定樹齢約150年の巨木 福富の三柱神社の境内に生息するアカメヤナギは、幹周り4.5メートル、高さ約20メートル、枝張りが15メートル前後ある巨木です。全国的にも大分県日田市に生息するものに次いで、2番目の大きさを誇ります。 推定樹齢約150年とされ、この木は雌株です。アカメヤナギはヤナギ科の落葉高木で、春、黄色の花を咲かせます。 |
福富のアカメヤナギ【ふくどめのあかめやなぎ】
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・県指定天然記念物 |
●推定樹齢約150年の巨木 福富の三柱神社の境内に生息するアカメヤナギは、幹周り4.5メートル、高さ約20メートル、枝張りが15メートル前後ある巨木です。全国的にも大分県日田市に生息するものに次いで、2番目の大きさを誇ります。 推定樹齢約150年とされ、この木は雌株です。アカメヤナギはヤナギ科の落葉高木で、春、黄色の花を咲かせます。 |
銚子ヶ谷カキツバタ群落
【ちょうしがたにかきつばたぐんらく】 |
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・県指定天然記念物 |
●松林に囲まれたカキツバタの大群落 蘇武岳を縫う広域基幹林道の周辺にある銚子ヶ谷のカキツバタ群落は、植物社会学的には冷温帯の日本海型ブナ林であるブナーヒメアオキ群集に成立する湿原です。松林に囲まれた湿地には、何万株もの紫色のカキツバタが咲き乱れます。 指定範囲は湿原とその周囲(集水区域)15.36ヘクタールに及びます。4,000年以前からのカキツバタが確認され、過去の植物史を物語る湿原として大変貴重なものです。 |
小江神社の大ケヤキ【おえじんじゃのおおけやき】
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・県指定天然記念物 |
●セキリョウさんと親しまれる大ケヤキ 昭和43年に県の指定を受けた天然記念物で、小江神社の境内の中でもひと際目立つ巨木です。樹高約30メートル、幹周り約4.4メートルあります。 大ケヤキの下に水が湧き出る場所があり、かつては地区の共同用水場として利用されていました。上水道ができるまでは貴重な水源として大事に守られてきました。地元の人はこのケヤキを「セキリョウさん」と呼び、お参りすると、咳が止まるといういい伝えがあります。 |
大杉神社の大ヒノキ【おおすぎじんじゃのおおひのき】
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・県指定天然記念物 |
●万年酒が貯蔵される神木 大杉神社の本殿裏にある大ヒノキは、久斗山地区のシンボルとして親しまれてきました。樹齢は1千年ともいわれ、幹周りは約6.5メートルと県下最大を誇ります。 このヒノキの根元には「万年酒」といわれる濁酒が貯蔵されており、毎年、10月1日の祭礼当日に取り出され、村の吉凶が占われます。取り出した酒が澄んでいたら「吉」、濁っていたら「凶」とされます。このような神事は全国的にも稀で、貴重な事例です。 |
一宮神社のケヤキの森【いちみやじんじゃのけやきのもり】
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・県指定天然記念物 |
●荘厳なケヤキの森が広がる かつての京街道、久畑の関所近くにある一宮神社には、ケヤキの社そう林が広がっています。境内には樹高約35メートル、幹周り約7メートルの巨木をはじめ、幹周り3メートル以上のケヤキが群生しています。樹齢数百年を超える巨樹の森は、荘厳な雰囲気を創り出しています。 他にもエノキ、ムクノキ、イチョウ、スギなどが自生しており、これほど多くの巨木がまとまって自生している場所は珍しく、群生林として大変貴重なものです。 |
ハチゴロウの戸島湿地の整備【はちごろうのとしましっちのせいび】
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●生態系の宝庫!ハチゴロウの戸島湿地 平成21年4月にオープンした「ハチゴロウの戸島湿地」は、 円山川下流域にあり、 ここは日本海や楽々浦湾からの汽水、上流からの淡水、山際からの湧水などが混在し、 希少な生き物や植物にあふれる場所です。 この施設は、「嫁殺しの田んぼ」と呼ばれるほど作業が困難だった湿田(ジル田)を、コウノトリの生息拠点として、地域の生物多様性の核として、あるいは環境教育の拠点として整備されました。公の施設の「湿地」として環境を管理しています。 名称になっている「ハチゴロウ」とは、圃場整備工事中の湿田に舞い降りてきた野生のコウノトリの名前です。ハチゴロウがこの湿田に頻繁に飛来するようになった出来事がきっかけで、市がその地をコウノトリが舞い降りることのできる環境として保全・整備することを決めました。 湿地内の人工巣塔ではオープン前からコウノトリのペアが栄巣しており、オープンから2ヶ月余りでヒナの巣立ちも確認されました。 |
和池の大カツラ【わちのおおかつら】
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●渓流をまたぐ圧巻の姿、根元から湧き出る水は1日5000t 県の天然記念物に指定されている「和池(わち)の大カツラ」は渓流にまたがって根を張った巨木で、樹高約38m、幹まわり約16m、樹齢は1000年を越えるといわれています。主幹は支幹の太さ3m内外の樹叢10数本に囲まれ、樹冠幅は東西に各10m、南側16m、北側10m。「但馬高原植物園─瀞川平─」の園内、うっそうとした原生林の森に立つ老齢の巨木は神秘的な雰囲気を漂わせています。 「カツラの木は一里四方の水を集める」といわれるように、標高約700mの高地にあって、その根元からは1日に約5000tもの清水がこんこんと湧き出ています。水温は年間を通して約10度と非常に冷たく、極めて純度の高い軟水で、色度、濁度、臭気、味など、どれをとっても優れた名水として知られています。コーヒーやお茶、料理などに適し、肌にもやさしい水です。また、古くから下流の田畑をうるおし、人々の暮らしを支えてきた命の水でもあります。この湧き水は高坂川の源流で、100mほど下流にはバイカモの群生地が、200m下流には和池の大池を中心とした湿地帯が広がっており、一帯は「但馬高原植物園─瀞川平─」として整備されています。 |
イヌワシ
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●風にのり、大空を悠々と飛翔する風の王者 両翼を広げると、畳よりひとまわりも大きいイヌワシは、山岳地帯の険しい断崖や高木の上に小枝を積んで、大きな巣をつくります。 スズメやトビのように里で見かける鳥ではなく、但馬では、氷ノ山山系に棲んでいます。主食はノウサギ、ヤマドリなど。空高く飛び、獲物を見つけると翼をすぼめて猛烈な勢いで下降し、すばやく捕らえます。 風格のあるその姿と大きさ、鳥の中でも最強の部類に属し、食物連鎖の頂点に位置しており、豊かな自然条件のもとでしか生きていけません。●絶滅の危機にひんする孤独な王者 イヌワシは、但馬以外にも全国に生息していますが、絶滅の危機にひんしています。兵庫県下のイヌワシも例外ではなく、スギ、ヒノキなど針葉樹の拡大で、主食のノウサギなどが減り、慢性的なエサ不足で体力が弱ったせいか、毎年連続でヒナを育てることができなくなってしまいました。 また、イヌワシは決まった狩り場をもっていますが、人間や車を極端に嫌います。最近、林道が増えて、そこに人間や車が入ってきて、エサの捕獲に影響が生じています。第二のコウノトリにしないためにも、保護活動や環境の保全に地道に取り組み続け、大空に悠々とイヌワシが舞う但馬を誇りにしたいと思います。 |
但馬の海岸 名勝・奇勝
【たじまのかいがん めいしょう・きしょう】 |
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但馬海岸は、火山活動や地殻変動によってできた岩石海岸で、但馬山地の山麓部が直接日本海に接しています。そのため、平野は少なく、山すそが日本海の荒波に削られて、いたるところに険しい断崖絶壁や洞門などをつくり出しています。岩には多くの断層や節理による岩石の割れ目ができ、それに沿って浸食された、出入りの激しいリアス式海岸です。 丹後半島の網野海岸から但馬海岸全域、そして、鳥取砂丘までの延長約75kmにおよぶ海岸線は、山陰海岸国立公園に指定されています。 複雑な海岸線に連なるこれらの奇観は、自然のつくりあげた芸術として見ごたえがあり、新温泉町(旧浜坂町)・岸田川河口から香美町香住区・井笹崎までの海岸一帯は、国の名勝天然記念物「但馬御火浦」(たじまみほのうら)に指定されています。 ■海食崖 |