2021/01/24  

小山弥兵衛と心諒尼 【こやまやへえとしんりょうに】

 

小山弥兵衛と心諒尼
【こやまやへえとしんりょうに】

小山弥兵衛と心諒尼
小山弥兵衛と心諒尼
法宝寺のクスノキ
・朝来市和田山町岡田
弥兵衛は、自分の健在であることを国の者に知らせたいと願い、心諒尼にクスの苗を3本持たせました。その内の1本は現在、但馬の法宝寺(ほっぽうじ)に残っています。

 

 

祖父を弔う孝行物語

昔、東河庄野村(朝来市和田山町東河地区)に「小山弥兵衛」という若いながらも人望が厚い男がいました。1738年、長く続く凶作のため、庄屋たちが訴状を持って生野代官までお願いに行きましたが、農民が鍬や鎌を持って集まってしまい、これを一揆としてみなされ、その中心にいた弥兵衛は長崎県の壱岐島へ流されてしまいました。見性寺に預けられた弥兵衛は、島民の農作業を手伝ったり、子どもたちに読み書きを教えたりするなど、島民から慕われる存在となっていきました。

一方、弥兵衛の孫娘は祖父に会いたいという一心で、僧になれば修行で全国を歩き回り、祖父の所にも行けると考え、尼僧になるため梁瀬の桐葉庵(現在は桐葉寺)に入り修行を開始、法名を「全鏡」と名乗りました。壱岐島までの困難な道のりを進み、ようやく弥兵衛と対面を果たした全鏡。月に数日間だけ博多から壱岐へ渡り、祖父の世話をしました。

弥兵衛が亡くなった後は遺骨を携えて帰郷し、円明寺(朝来市和田山町宮)から「心諒尼」という戒名をもらい、水月庵(現在は水月院)を再興したと言います。この史実の縁がきっかけとなり、現在、朝来市と壱岐市は友好都市提携を結んでいます。

 

 

2021/01/24  

コウノトリ伝説【こうのとりでんせつ】

 

コウノトリ伝説
【こうのとりでんせつ】

コウノトリ伝説
コウノトリ伝説
久々比神社
・豊岡市下宮
日本で唯一、コウノトリにゆかりがある神社。室町末期の建造と推定され、三間社流造の建物である本殿は国の重要文化財に指定されています。

 

 

皇子の心を動かしたコウノトリ

大空を優雅に舞うコウノトリの里、豊岡市の「久々比神社」には、「日本書紀」に記述が残るコウノトリ伝説が古くから伝わっています。

「久々比」とは鵠のことで、コウノトリのことを意味します。垂仁天皇が誉津別皇子を連れ、宮殿の前に立った時、コウノトリが大空を飛んでいました。その時、皇子が「これは何という名の鳥だ」と言葉を発します。皇子は30歳でしたが、まだ言葉を話すことができず、赤ん坊の泣き声のような声しか出ませんでした。この時初めて人並みの言葉を話したのです。天皇は大変喜び、「誰かあの鳥を捕まえて献上せよ」と言い、天湯河板挙が「私が必ず捕らえて献上します」と申し出て、大鳥が飛び行く国々を追いかけました。そして、出雲国か但馬国で捕らえ、献上したといわれています。

このことからコウノトリは霊鳥として大切にされ、その鳥が棲んでいる土地を久々比と呼び、木の神「久々遅命」をお祀りしました。これが久々比神社となったそうです。コウノトリは子宝を運んでくるという言い伝えから、全国から多くの人々が参拝に訪れ、境内にはたくさんのコウノトリ絵馬がかけられています。

 

 

2020/01/31  

フォレストアドベンチャー・奥神鍋【ふぉれすとあどべんちゃー・おくかんなべ】

 

フォレストアドベンチャー・奥神鍋
【ふぉれすとあどべんちゃー・おくかんなべ】

フォレストアドベンチャー・奥神鍋
 
●関連情報
フォレストアドベンチャー・奥神鍋
●兵庫県内初のドーム型宿泊棟
自然豊かな神鍋高原にオープンしたフォレストアドベンチャー・奥神鍋。杉、ヒノキをメインとしたパークとなり、100年を超える樹木にふれ合いながら、フォレストアドベンチャーを楽しむことができます。最もスリルのある「ターザンスイング」は、奥神鍋のアドベンチャーコースで1番の人気アクティビティ。ジップスライドでは木々の中で空中散歩が楽しめます。

また、パークの奥には天然のブナ林もあり、ハイキングをするのもおすすめ。パーク内の受付にあるアドベンチャーレストランでは、薪薪で焼いたピッツアや地元の野菜、お米を使用した食事を味わうこともできます。

■フォレストアドベンチャー・奥神鍋
・070-2301-9531
・兵庫県豊岡市日高町山田147-1
・年中無休

2020/01/31  

香美町ダブルブランド鍋【かみちょうだぶるぶらんどなべ】

 

香美町ダブルブランド鍋
【かみちょうだぶるぶらんどなべ】
但馬牛×松葉ガニ
但馬牛×松葉ガニ

但馬牛×但馬牛
但馬牛×但馬牛

すっぽん×チョウザメ
すっぽん×チョウザメ

●1度に2つの味が楽しめるW・ダブル鍋
香美町は松阪牛・神戸ビーフなどの素牛として知られる「但馬牛」の原産地であり、さらに日本海の味覚「松葉ガニ」や「香住ガニ」、チョウザメやすっぽんの養殖でも有名で、美味しいものがいっぱい!!これらの香美町が誇るプレミアム食材を1度に2つ味わってもらおうと、「ダブル鍋」が考案されました。
半分に仕切られた鍋を使い、一方では「但馬牛のすき焼き」、もう一方では「カニすき」といった具合に、贅沢な鍋を味わうことができます。その他にも、「但馬牛すき焼き」×「但馬牛しゃぶ」、「すっぽん鍋」×「チョウザメしゃぶ」など、香美町内の各宿や食事処で、趣向を凝らしたダブル鍋を提供しています。

・香美町役場 神戸営業所 078-599-5179

2020/01/31  

国家戦略特区/養父市【こっかせんりゃくとっく/やぶし】

 

国家戦略特区/養父市
【こっかせんりゃくとっく/やぶし】
別宮の棚田

別宮の棚田
朝倉山椒
特産の朝倉山椒

●日本の農業の未来を背負う養父市の挑戦

平成26年春、国家戦略特区として指定された養父市。「中山間地農業の改革拠点」という位置づけで、全国6カ所の中のひとつとして、東京圏、関西圏と並んで、養父市が「農業特区」に選ばれました。「国家戦略特区」とは、ある特定の地域に限って様々な規制を免除、緩和し、企業や民間ができるだけ活動しやすいようにする特定の地域のこと。養父市では特区の指定前から6次産業化の構想や、農地所有権移転許可の権限などを持つ農業委員会の機能を市に移譲する提案を行っていたこともあり、農業改革の具体性や姿勢が評価され、農業特区に指定されました。

農業の担い手を増やすだけでなく、「6次産業化」を目指して、養父市では様々な規制緩和を行っています。企業の農業参入が容易でスピーディーに行われるように「農業委員会の権限を市に移譲」。農業生産法人の設立には、役員の中に農業従事者が4分の1以上必要でしたが、1人以上いれば法人化が可能になりました。その他にも、信用保証の対象とすることで融資を受けやすくしたり、これまで農地以外の転用は厳しく規制されていましたが、レストランを建てることも認められ、「6次産業化」への取り組みが進められています。日本の農業の新しいモデルとして、養父市の取り組みが全国的に注目されています。

2020/01/31  

夢但馬周遊バス「たじまわる」【ゆめたじましゅうゆうばす「たじまわる」】

 

夢但馬周遊バス「たじまわる」
【ゆめたじましゅうゆうばす「たじまわる」】

夢但馬周遊バス
「たじまわる」
●関連情報
夢但馬周遊バス「たじまわる」
JR各駅と観光地を結ぶ周遊バス
たじまわるは公共交通機関と但馬の観光地を結ぶ周遊バス。主に駅からの二次交通の利便性を高めるため、観光バスタイプと路線バスタイプの2種類が運行されています。コースは全6コース!!全コースバスガイド付きで1日乗車券500円で、但馬の観光地を巡ることができます。4〜3月の土日祝日運行の「プレミアム号」は、JR城崎温泉駅を基点に、コウノトリの郷公園や城下町出石、竹田城跡といった但馬の人気観光地を1日で回ることができる人気のコース。その他にも、ジオパーク号、鉱石の道号、天滝もみじ号、うわの高原号、マリンコースと、季節によって期間限定で運行されています。

定期観光バスタイプでは、指定の停留所で乗降車が可能で、バスがすべての観光地に連れて行ってくれるのでプラニングも不要。とりあえず但馬の観光をしたいという人に最適です。道の駅にも立ち寄るので、地元の特産品も買うことができ、さらに観光中はバスが待っているので、お土産が増えても大丈夫!!荷物をバスに置いて観光もできるのもうれしいサービスです。

また、目的地でじっくり観光したい人は路線バスタイプがおすすめ!!1日乗車券で乗り降り自由なので、自分の好みで観光できる他、料金もとってもお得。JRやレンタサイクルと組み合わせて旅の自由度が広がります。

2020/01/31  

多々良木フォレストリゾートCoCoDe【たたらぎふぉれすとりぞーとここで】

 

多々良木フォレストリゾートCoCoDe
【たたらぎふぉれすとりぞーとここで】


多々良木フォレスト
リゾートCoCoDe
 
●関連情報
多々良木フォレストリゾートCoCoDe
●兵庫県内初のドーム型宿泊棟
朝来市にある多々良木ダムのほど近く、あさご芸術の森美術館などアートと豊かな自然に囲まれたこの地に平成29年4月にオープンした「多々良木フォレストリゾート CoCoDe(ココデ)」。かつての「農林業体験実習館多々良木みのり館」を朝来市がリニューアルし、兵庫県初、8棟のドームハウス型宿泊棟として生まれ変わりました。特徴的な丸い外壁は特殊発泡スチロールで作られており、室内では冷暖房やIH調理器具も完備しています。他にもログハウスも備え、一部の宿泊棟では小型犬と宿泊することも可能です。

フォレスリゾートの名前の通り、CoCoDeの魅力は何と言っても施設を囲む豊かな木々。春の桜、夏の蛍、秋の紅葉、冬の雲海と四季で変わる景色を楽しむことができます。ハンモックや電動自転車、焚き火が楽しめるピラミッドグリルのレンタルなど、貸出可能な備品も充実しています。広い芝生で思いっきり体を動かすもよし、リラックスするもよし。それぞれのスタイルであるがままの自然に向き合えます。

手ぶらで楽しめるバーベキューも人気で、食材はもちろんコンロや炭などの必要な機材もセットされているので特別に持ち込む必要がなく、さらにめんどうな準備や後片付けもスタッフが手伝ってくれます。遊び終わってすぐ食事ができるので、本格的なバーベキューはハードルが高いという小さな子ども連れにも好評です。

■多々良木フォレストリゾートCoCoDe
・079-678-1184
・兵庫県朝来市多々良木727-2

2020/01/31  

旧木村酒造場【きゅうきむらしゅぞうじょう】

 

旧木村酒造場
【きゅうきむらしゅぞうじょう】


旧木村酒造場
・朝来市和田山町竹田
・国登録有形文化財(建造物)

●竹田城下町の趣を伝える旧酒蔵
竹田城下町の中心に建つ「旧木村酒造場」。寛永2(1625)年頃から竹田の地で酒造りを始め、現在の建物は明治35(1902)年から36年頃に再建されたと言われています。通りに面する「店舗兼主屋」の屋根には立派なうだつと越屋根を載せ、格子窓を並べる趣は、城下町の景観のシンボルとなっています。その他にも玄米蔵と白米蔵を並べる「米蔵」、かつて麹室を備えて絞りなどを行った「舟蔵」や酒の熟成に用いた「貯蔵所」など、酒造りの遺構も良好に残されています。

こうした貴重な遺産を活用するため、平成25年に「竹田城下町 旧木村酒造場EN(えん)」として、ホテル・レストラン・ショップ、観光案内所として整備再生されました。現在は竹田城下町の観光拠点施設として、多くの観光客が訪れています。

2020/01/31  

城崎温泉ロープウェイ駅舎【きのさきおんせんろーぷうぇいえきしゃ】

 

城崎温泉ロープウェイ駅舎
【きのさきおんせんろーぷうぇいえきしゃ】


城崎温泉ロープウェイ駅舎
・豊岡市城崎町湯島806-1
・国登録有形文化財(建造物)

●黒四ダムのコンクリート技術が生かされた駅舎
城崎温泉街を一望できる「城崎温泉ロープウェイ」。ここは黒部第四ダムの建設に携わった関西電力初代社長「太田垣士郎」の発案により建設され、昭和38年5月に開業しました。大師山の山頂までつながったロープウェイは、山麗駅・温泉寺駅・山頂駅の3つから成っており、中間駅があるロープウェイは全国でも珍しいとされています。山頂からの眺望は旅行ガイドブック『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』に一つ星として掲載されています。円山川の緩やかな流れとその先に広がる日本海の景観が見事です。

ロープウェイの3棟の各駅舎は国の登録有形文化財に指定されています。昭和37年当時からのものが今も現役で建っており、アーチ状屋根の緩やかなアールなど建設当時のデザインを見ることができます。また、5年前に耐震診断をしたところ、築50年を超えているにもかかわらず、ほぼ建設当時のままで耐震基準をクリアしました。あの黒四ダムの建設に使われたコンクリート技術が城崎の地で生きています。

2019/03/02  

玄武洞ミュージアム【げんぶどうみゅーじあむ】

 

玄武洞ミュージアム【げんぶどうみゅーじあむ】


玄武洞ミュージアム
●関連情報
玄武洞ミュージアム
●「豊岡のかばん」の拠点施設
玄武洞公園前にある、世界中から集められた宝石や珍しい鉱石、貴石、化石などを集めた石の博物館「玄武洞ミュージアム」。2018年3月24日にリニューアルオープンしました。

神秘的な輝きを見せる世界一のアマゾナイト・菱マンガン鉱などの宝石や貴石、日本一の菊花石、コンニャク石、砂漠のバラ、光る石、綺麗な音を奏でられるカンカン石など多数の奇石や、さまざまな化石などを含め、常時2500点以上が展示されています。ティラノサウルスやアジアゾウ、トリケラトプスなど見応えある大型化石、豊岡の地場産業「豊岡杞柳細工」も紹介しています。見て・触って・たたいて楽しめるミュージアムです。オリジナルのかご作りができる「かご編み体験」も人気です。

■玄武洞ミュージアム
・0796-23-3821
・兵庫県豊岡市赤石1362
・午前9時~午後5時
・水曜日(祝日・春夏冬休み期間・GW・SWを除く)・12/31・1/1
・大人(中学生以上)800円、小人(小学生以上)400円、幼児(5歳以上)300円